ジャイナ教

日本人でジャイナ教を評価したのは 南方熊楠です。
【 仏教よりもキリスト教よりもまさっているのはジャイナ教である
―すなわち、思考、言語、行為を善にして、語ることなき動物のみか、植物にまでも親切にするなり。
この動植物を憐れむことは仏教もまたこれを言えども
ジャイナ教は一層これを広めたり。
すなわち動植物みな霊魂ありとみて 病獣のために医療を立つることを慈善業とす。 階級の差をもって得道を妨ぐることなく、
誰人にてもね槃に入り得ると主張す】
キリスト教は人類の平等を説くが、ジャイナ教はその上に
生類の無差別を主張し実践することでよりすぐれているのだと南方熊楠は評価した。